2009-01-01から1年間の記事一覧

ルイス・キャロル探索

「ブックオフで面白い本を見つけた」と友人がブログに書いていた。ルイス・キャロルのイラスト入りの作品集で、「不思議の国のアリス」から何から、ずらっと載っているという。 ふと思い出して、「ハイアワサの詩は載ってない?」と聞いてみたら、「出てます…

古レンズのMTF曲線?

「レンズは40本以上もってはいけない」と常々いっている。経験的には、20本を超えると、年に一度も使わないレンズが出てくる。人よりは“使っている”と自認する私でもそうなのだから、普通のアマならまあ、40本が許容できるすれすれ、という意味である。 しか…

バイテン新時代

「東京8x10組合連合会」という奇妙な集まりがある。名前だけ聞くと、ハッピでも着て酒樽をたたいているようなイメージだが、中身は全然違うらしい。 その「第2回」という写真展が先頃元麻布のギャラリーで開かれた。これがすごかった。バイテン(8x10)で撮…

ギロチンシャッター大作戦

アメリカのカメラマンはみんなポパイだと思っていた。彼らはカメラ機材がでかくても重くても何とも思わない。あの死ぬほど重いDeardorff 8x10と三脚、巨大レンズ、撮り枠をかついで、コロラドやヨセミテを平気で歩き回るのだ。それがアメリカ人だと。 ところ…

ニコペル詣で

レンズに制作者以外の人の名前がつけられるのは稀だ。ニコラ・ペルシャイトが唯一かもしれない。本人よりもレンズの方がはるかに有名だが、どうして名付けられたか、実は定かでない。作ったエミール・ブッシュも、「ニコペルのメーカー」として記憶されるこ…

「横田で広角」は大間違い?

前回、「来週はこれに挑戦する」と書いたのは、横田基地のフレンドシップデーである。今年は8月22、23日だった。ちょうど空撮レンズについて書いているとき、フッと情報が目に止まった。「おお、あれがあった」というわけである。 忘れられない1枚がある。3…

空撮レンズの実力

久々にメトロゴンを持ち出して、東京ビッグサイトでの骨董ジャンボリーを撮りにいった。アルフィーの坂崎幸之助さんが中古カメラの店を出しているのだが、もう何年も顔を出してなかった。ただ、友人がいうには、坂崎商店はファンの女性たちでいつもいっぱい…

さらば写真館

自由が丘の藤原写真場が店じまいするというので、3月の終わりに、写場で「惜しむ会」をさせていただいた。 縁あって藤原洋平さん(72)には、カメラとレンズ探求の場として大変お世話になった。それに協力してくれた人、大判にこだわる人、また大判には無縁…

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こんなカメラが好き